暮らすように旅をする:オアハカの買付けで感じたこと

暮らすように旅をする:オアハカの買付けで感じたこと


オアハカでは毎日街の主要部を隅から隅まで歩き、近郊の村を訪れる買付け。

メキシコの買い付けは2年ぶりだから、なにか新しいモノがあるかもしれない♩と淡い期待をしていたけど、目新しいモノはなかった。

想像していたより収穫がなく、少し落胆した。それでも強烈な日差しの中街を歩いて気になる場所があったら入って、ベンチに座って目の前の景色を見ていたら、ふと思った。

 


自分で作ればいいんだ。

ここに住むインディヘナ(先住民)達の伝統のモノは、変わらない。
むしろ、変わらないからこそ、現代に生きる私達にとって新鮮で、魅力に感じる。

それがオアハカの民藝であり、ここの土地ならではのローカルハンドクラフト。

この街ではスーツ姿の人はごく僅か。
今でも民族衣装を着た女性が行き交い、ゆるやかなリズムが流れている。

 



私は何を急いでいたんだろう。
ここで何を求めていたんだろう。

日本では目まぐるしく日々が過ぎ、常に新しい情報に触れ、新しいモノが生まれ、消費され、使い捨てられていく。
そんなリズムが自分の身体に染み付いていたんだなと、オアハカで過ごしていて気が付いた。



自分が求めているモノがなかったら、自分自身で作ればいいじゃない。

NOZZI BAZZARを始める前、純粋に好きだったアクセサリー作りや、世界一周をしながら没頭したマクラメ編み。

今回の買い付けは、そんな自分自身の原点回帰になったものだった。

日本から遠く離れたメキシコに来て、相乗りのタクシーで近郊の村を訪れ、ここでしか手にいれることのできないものを買い付けるだけでは満足できなくなっている自分の欲は、もしかしたら醜いものかもしれない。

でも自分の気持ちに素直に、美を追求してみようと思う。メキシコや各国で集めた宝物を形にして。

少しづつですが販売していきます。楽しみにしていただけたら嬉しいです。

お店を始める前、オパール鉱山に行った時の旅写真


FAIR WORK

NOZZI BAZZARはものを作る人と使う人、どちらの暮らしにも幸せの瞬間を増やすことを目指して、公正な対価を支払いながら心のこもったハンドクラフトをお届けしています。